男性が排尿時に強い痛みを覚えたら淋病かも

2019年09月11日

性病になったかどうか初期段階で知るためには、日頃から自身の身体をよく観察しておくことをおすすめします。女性の場合にはおりものが基準となることも多く、色が変わったりまるでカッテージチーズのように大きく変化する病気だってあるのです。

男性の場合は、性器が女性と違って露出しており風通しが良いこともあり高温多湿を好むカビや粘液の中でしか生きられない菌には比較的強い面もあります。とはいえ、包茎の方だと高温多湿というのは当てはまるでしょうし、パートナーとの性行為によってたとえ症状に現れていなくとも感染していることもあるのでやはり病院で診てもらう必要はあるのです。もしも男性が排尿の際に痛みを感じるというならば、淋病に感染しているのかもしれません。尿道の中は湿気も多く温かいのですからさまざまな菌の感染力も高まるのです。

淋病は淋菌という細菌が原因となり症状が起こります。こちらはどちらかというと男性の方に感染力が高い病気で、排尿時の痛みはまだ初期段階か軽度の症状であることを知っておいて下さい。尿道炎が激しくなると感染源が奥へ奥へと進んでいって淋菌性急性前立腺炎になり、高熱が出たり排尿ができなくなることもあります。それでも適切な治療薬を使わないままに放っておくと、重症化して精巣上体炎になって男性不妊症になることもあるのです。将来的に自身の遺伝子を残せなくなるのは大変なこと、尿道炎の段階を軽度なままに終わらせて重症化させないことです。尿道から膿が出てくることで症状に気付く方もいます。膿は黄色から白色がかったものです。

女性も感染しないわけではありませんが、そのうちの80パーセントもの方が無症状なのです。気付かないままに放置していて男性に移してしまうケースも多く、パートナーと共に治療に努めるのは必須です。女性も卵管炎や卵巣炎といった状態で悪化していき、そうしてやがては妊娠できにくい身体になってしまいます。

このような恐ろしい病気ですが、淋菌を駆除することが出来れば完治させることが出来るのです。セフトリアキソンやセフォジジム・スペクチノマイシンなどの治療薬が使われることとなるでしょう。そのいずれもが抗菌剤であり、菌がこれ以上広がるのを阻害し死滅させるというわけです。どの薬が処方されるかは、感染が確認できた部位や状態によって医師が決定することとなります。恐ろしいことに、淋菌の抗菌剤に対する耐性は年々上昇して行っているのです。医師の正確な診断と抗菌剤の適切な使用が無いと完全に菌を殺すことが出来ず、再発の可能性も出てくるので注意してください。放置しておくことはもちろん、自己判断で治療を途中でやめてしまうことも止めましょう。見た目的には症状が見えなくなったとしても、まだ体内に菌が残留している可能性だってあります。

女性の多くは自覚症状が無いからこそ、自身が感染していることに気が付かないままに妊娠してしまうこともあります。流産や早産を引き起こすこともありますが、赤ちゃん自身が胎内感染・産道や母乳を通じての感染で淋病になることもあるのです。そうなると、新生児結膜炎や肺血症、心内膜炎といった重篤な症状が引き起こされます。なにしろ、ウイルスや菌に対する抵抗力が弱いのでどんな病気にならないとも限りません。最悪の場合、失明してしまう可能性だって出てくるのです。そういった不幸な子どもたちを減らすためにも、強い痛みという自覚症状があった場合にはすぐに病気の治療に専念してください。もちろん、完治するまではパートナーとの性行為も中止して、むしろ一緒に治療を行うよう伝えなければなりません。適切な治療をすれば、治る病気です。